• 雑な生き方を丁寧に記すブログ

「おかげさまで・・・」

採用の最終面接の日であった。自宅から1時間弱の場所で、10時からのアポにも関わらず、緊張のあまり7時半に家を出た。幸いにも台風が逸れてくれたおかげで、今朝は傘が要るか要らないか程度の雨足だったので助かった。降りた駅近くのマックかどこかでシミュレーションしながら時間潰せばいいやと軽く考えていたんだが、いざ着いてみたらあまりそういう店がなかった新富町・・・。さすがにスーツ姿で吉野家に1時間半ねばるのはヤバイ。中島みゆきの「狼になりたい」じゃないんだから。結局、ローソンのイートインコーナーを見つけて居座ることに。

一次面接の時には、事前に質問内容とか知らせてくれたので割と落ち着いて話せたんだが、今回は社長面接と聞かされてるだけなので落ち着かない。ちょっと身構えてしまう。いや、ちょっとではなく、だいぶ。具体的に言うと初代ウルトラマンのファイティングポーズぐらい。

いざ、オフィスを訪ねると、会議室に通され待つこと数分。入室してきたのは社長さん一人。やっぱり1対1か・・・この前の採用担当者も交えて比較的和やかな雰囲気で、という希望的局面のシミュレーションもしていたが仕方ない。

ただ、別に(どこかの会社みたいに)威圧的な(ヤクザのような)オーラを放つような社長さんではなく、柔らかい物腰で話してくれたので助かった。スペシウム撃ちそうなぐらい身構えてた割に、質問内容自体は一次面接の内容の深掘りというか補足的なものだった。他は、社長の方から事業内容や今後の展望についての詳しい説明があり、最後に、人事制度および入社する場合の雇用条件などの話に。これが、なにか・・・さすがに金額とかは皆まで書かんが、「そんなに気前良くてほんとに大丈夫なの・・・?」というような内容で少しビビった。俺が食品業界というか、前の会社に毒されていただけなのかもしれんが。

「入社するとしたらいつから働けますか」と聞かれたので
「すぐにでも!」と意気込んで答えたら

「じゃあ、ちょうどもう一人中途の方がいるので、10/1からでもいいですか?」と言われた。

「その内容で内定通知書出すので」

10月1日って来週!?てか、内定くれるんすか!?

というわけで、俺、内定をもらう。

や、やったぜ・・・

その後帰宅してから、無職の肩書きが外れる安堵感か、新しい環境への昂りか、とにかく妙に落ち着かず煙草が止まらん。金もないのに午後だけで1ケース近く空けてしまい10年くらいぶりのヤニクラになった。

「めぞん一刻」で保父試験に受かった五代くんのような気持ち。俺も管理人さんに電話で報告したいところだが、うちのアパートの管理人は響子さんではなくmini-miniだし、別に結婚を考えているわけではないのでやめておく。

代わりに明日バイト先の社長に「おかげさまで・・・」って言おう。
↓の顔で

『めぞん一刻』高橋留美子

五代くんのバイト先はキャバレーだし、俺のも同じようなもんだろ(偏見)。まぁ、俺の場合は別に今日が面接だとか社長に伝えてないので「はぁ?」ってなること確実だが。

思いがけず早く結果が出たので、先週内々定を貰っていたもう一社にも憂いなく辞退の連絡を入れることができた。仮にも俺なんかを雇ってくれると言ってくれた会社だから心苦しさはあるが、しかし、自分で納得した道に行きたい。

ところで今日内定を貰った会社の雇用条件の話に戻るが、未経験採用1年目のベース金額というのが本来ある。個人的にそれもそこまで悪い額ではないと思っていたが、社長は履歴書に記載したTOEICのスコアを見て、月額に2万上乗せでどうですかと打診してきた。え、たかがTOEICでそんなに・・・?前の会社の人間なんてこれが何点満点なのかすら関心持ってなかったぞ?もちろん喜んで承諾したが、しかしそれはつまり、今後海外事業の案件を担当させられるって意味合いだ。エンジニアになれたら英語なんてさっぱり忘れるつもりでいたのに、そんなこと言われちゃあ、今さら自分は学歴と職務経歴ほど英語が得意じゃないなんて言い出せない・・・急に焦って今さらBBCの”6 Minute English”を聴きながらブログを書いております。大学1年の頃を思い出すぜ・・・。

とにかく、なんとか、職についた状態で冬を越せそうだ。システムエンジニアの卵として、やっとスタートライン。これから30代の脳みそで勉強だらけの日々だろうが、自分で身を投じた先なのだから、甘えなく、どうにか食らいついて行きたい。

まだあまり落ち着かないので、今日だけ発泡酒買ってきて飲んじゃお。

コメント一覧

メタルモグちゃん2020年9月26日 11:13 PM / 返信

おめでとうもろこし🌽

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