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30歳のハローワーク

今回、前職を辞めて転職活動をするにあたり、元々失業保険は貰わないつもりで考えていた。俺の場合は自己都合退職なので、失業申請をしても認定されてから3ヶ月間の給付制限期間というのがあり、実際にお金が貰えるのはその制限期間が開けてからだ。3ヶ月間以上無職でいるつもりはなかったし、そもそも就職が決まらなかったら3ヶ月間も生き延びられないので、俺には関係ない制度だと思っていた。

それに、「失業保険」という響きの問題かもしれないが、こういうのは会社都合でリストラされた人とか、不慮の事態で仕事を続けられなくなった人の為にあるもので、俺みたいに我を通して勝手に辞めただけの人間が貰うのはなんとなく気が引けるというか、不相応なイメージがあった。

しかし、これも先週の焼肉会での話だが、友人(転職経験有)から申請だけはしておけとアドバイスを受けた。上の通りに貰うつもりはないと説明したが、「自分が今まで払ってきた雇用保険料なんだから」と説得され、まぁそれもそうかと考え直し、実際に給付を受けるかは別として、とりあえず離職票だけ届け出にハローワークに行ってきた。

受付に行って、まずはハローワークへ利用登録。個人情報とか、就職の希望要件とかをフォームに記入する。どこの職安もそうなのかは分からないが、基本的にこの時に受け付けてくれた職員さんが、個別相談役として継続的に求職のサポートをしてくれるらしい。まぁ、あまり職安通じての就活は考えてなかったが、割と親切そうなおばお姉さまで良かった。プログラミングスクールの転職エージェント使ってるならあまり必要なさそうだけど・・・と前置きした上で、たぶん保険申請の待ち時間が長くなるから、その間暇つぶしで読めるように、何件か求人情報集めてみましょうかと気を利かせてくれた。

登録を終えて雇用保険窓口に移動。先のお姉様が言っていた通り、けっこうな人数が順番待ちしていて、しかもコロナ対策の座席制限で廊下まで並んでいた。途中、お姉様がさっそく調べた求人情報を持ってきてくれた。「民間の紹介に比べると職安のはお給料良くないかもしれないけど・・・」と言っていたが、しかしこれはこれでそんなに悪くないような気がする。未経験だし、もともと目先の給料アップなんて期待してないからな。検討する価値はあるかもしれない。

それから1時間半くらい待たされてようやく保険申請。作業自体は離職票と証明写真を提出して、振込先の銀行口座情報を書いただけですぐ終わった。しかし、担当のお兄さんから衝撃の事実が告げられる。

「昨年10月も和光市にお住まいでしたか?」と聞かれ、いえ、当時は大田区民ですと答えると、「あ、大田区でも大丈夫ですよ」

え、何が?何がだいじょぶ?

「昨年の台風19号が激甚災害に指定されたので、対象地域の方にお住まいのKomaさんは自己都合退職の給付制限期間が1ヶ月間に短縮になります」

え!?いいの!!??

別に俺は台風の被害なんて受けてないのに・・・

しかしそれはすごく助かる。金銭的な不安がある状態だと、やっぱり焦りがあるだろうし、最終的に就活に妥協が生まれかねない。3ヶ月と1ヶ月じゃあ全然違う。

いやぁ、行ってみるもんだな、職安。言うこと聞いといて良かった。遠くの親類より近くの他人。近くの他人より近くの友人。

ちょうど明日はエージェントとの面談日だ。こっちもそろそろ企業紹介と応募活動が始まるころ。気合い入れてこ。

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