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テレビ感想文

俺の部屋のテレビはほぼPS4の専用モニターと化している。最近はそのPS4もなかなか電源を入れなくなったし、もはやオブジェと言っていいかもしれない。実際、前の住居では受信機を設置していなかったのでテレビとしての役割を果たしていなかった。しかし、以前の記事の通り、今はケーブルテレビを繋げてもらったわけだし、せっかくだからということで昨晩は珍しくテレビの電源を入れてみた。

テキトーにザッピングして手を止めたのが、テレ東の「世界!ニッポン行きたい人応援団」というバラエティ(不定期特番?)。日本の文化とか伝統に興味があって、日本に行って夢を叶えたい外国人を日本に招待しようという、いかにも日本人が好きそうな番組なんだが。

その中で、日本の漆喰塗りに情熱を捧げるアメリカ人が、日本に行って会いたい職人として紹介されてたのが、挾土秀平さんという左官。その世界では超有名な人らしいのだが、俺は恥ずかしながら左官という専門職種すら昨日初めて知った。いやしかし、この挾土さんがまずかっこいいのなんのって。そもそも年齢の割に若くてダンディだし、こてを扱う姿もどこか色気がある。外人に指導しながら、素人目に見たら本当に簡単に塗ってるように見えるんだけども、仕上がった壁がまた美しいこと。漆喰の壁があんなに滑らかになるもんだと知らなかった。まぁ、当の挾土さんは、こてムラにうっすら埃がついた壁も愛着が湧いて味があるなんて言っていたけども。

他にも組子職人とか陶磁器の金継職人の方が紹介されていたが、つくづく思ったのは、挾土さんに限らず、職人と呼ばれるような人はどこか「若い」。やっぱり何かに打ち込む情熱を持って生きてる人って、老いても決してくたびれた感が出ないっていうか、顔の皺一本一本すらからも活力を感じるというか・・・うまく言い表せないが。俺も精神年齢だけは20歳のつもりが、身体のいたるところに老いを感じる今日この頃。くたびれたジジイにだけはなりたくねえ。

そして、23時からTBSでやってた「町中華で飲(や)ろうぜ」。こっちの番組が大問題だった。出演者が中華料理店を訪ねて料理と酒を楽しむっていう、本当にタイトル通りのグルメバラエティだが、まずこのタイトルが相当ヤバいじゃあないか。「町中華」ですよ。中華ってだけ聞いた時にはまだ大陸側にある料理の皿が、頭に「町」ってつけた途端に自分の涎のかかる位置まで寄せられた気分になるのは何故だろう。そして「飲ろうぜ」って。やる、ヤる、闘る、殺る、犯る、たぶん文学史上「や」のルビがふられた字の中で一番平和的な漢字じゃないですかね「飲」は。「町中華で飲ろうぜ」・・・うーん、この時間帯これ以上に無職の飢えた胃袋に響くタイトルなどあらめや。とんでもない飯テロである。

60分番組の前半は浅草キッドの玉袋筋太郎が町中華を回るんだけども、まぁ美味そうに瓶ビール飲むんだよな。喧嘩売ってんのか?餃子に瓶ビール、いいよねぇ。あのちっちゃいグラスって不思議だよな。会社の上司とか取引先がいる忘年会の席なんかじゃあ、あれほど憎いものもないのに、気をおいて自分がゆっくり飲む時はあのグラスに注いだ瓶ビールは異常に美味いのは何故だろう・・・。個人的に、飲んだ後にラーメン屋に行って、締めの前にメンマ皿で瓶ビールを飲むのが大好きなのだが、女の子と飲みに行った時なんかにそれはちょっと気が引けるし、けっこう気心の知れた男友達でないとなかなか誘いづらくて日頃もどかしい思いをしている。誰か、瓶ビールで飲ろうぜ。

番組後半は坂ノ上茜ちゃんという女優(?)さん。全然存じ上げてなくて申し訳ないのだが、しかしこの子の飲みっぷりが凄かった。主に日本酒だが。俺も日本酒は好きだが、中華で試したことはないな。基本的に味付けが濃いから、秋田の酒みたいに甘いのよりかは辛口の方がけっこういけるのかもしれない。それにしても、始め無愛想な感じで取材承諾してたご主人が、茜ちゃんの飲みっぷりにつられてだんだん気のいいおじちゃんになってたのが面白かった。

残念ながら、俺の住んでる周辺には町中華っぽい店があまり見当たらない。池袋まで出れば、めちゃくちゃあるだろうが。それにしても、ちょっとだけのつもりが結局見入ってしまったな、テレビ。

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