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鉄板

土曜日は友達とランチに行ってきた。いろいろと借りを返さず放置していたもんで、ちょっと良い目の肉をご馳走するという約束をしていたんだが、友達のリクエストで鉄板焼になった。

京王プラザホテル内の鉄板焼店・・・あまり俺の似つかわしい場所じゃないが。お好み焼きか、焼きそばでも、鉄板はもったいないからホットプレートでも使ってろと言われかねないレベルの人間だからな。

まぁ、鉄板焼自体は初めてじゃない。過去2回ほど同じようなホテル内の店で食事したことがあるが、そのどちらも、前職のグループ会長とドバイの王族夫妻の会合に通訳兼御用聞きとして同行させられた時だ。緊張のせいで全く味がしなかったし、全然楽しい思い出じゃない。

今回はプライベートなので何も気負う必要はないのだが、やはりホテルの雰囲気が落ち着かねえ。東横インとか、せいぜいAPAぐらいじゃないと。そもそも、こんな服装で来てよかったのかと不安になり始める。ライダースジャケットにジーンズにスニーカーという、要するに地下アイドル撮影会回してると何も変わらないコーディネートだが、そんな俺に対しても礼儀正しく接客してくれるのがホテルテナントのクルー。だからこそむず痒いが。

美味い・・・特にシイタケが。まぁ俺シイタケ嫌いなんだけど。

子供の頃は本当にシイタケがダメで、母親があの手この手で俺のこの口にシイタケを入れようとしてくるのがさらにトラウマになっていた。が、ちょうど思春期ぐらいになって、この世にシイタケ嫌いな人間が結構多いことに気づいた。当時めちゃくちゃ尖ってい(るつもりだっ)た俺は「好き嫌いが他人と被っているのはダサい」という謎の思想から、敢えて至る所で嫌いなシイタケを注文するようになった。今でも串焼き屋では欠かさず頼んでいる。なお、後にこれが、爆笑問題の太田さんがシイタケ嫌いを克服した理由とまったく同じだと知る(曰く、田中もシイタケ嫌いだったのが許せなかった)。

でもまぁ、今さら好きだというのもニヒルでダンディな俺らしくないので、シイタケに対しては頑なに嫌いだと貫き通している。

そして肉。美味しい。当然美味しいが、しかし久々の和牛の脂に俺の低スペックな胃袋がびっくりしたのか、たかだか100gがちょっと多いなと感じてしまった。情けない・・・。別のテーブルで家族連れが食事していたんだが、学生ぐらいの息子さんが「ご飯のおかわりってできますか?」とボーイさんに声かけていた。いいねぇ、若者とはかくあるべき。ところであの店のライスって1杯幾らなんだろ?供物の仏飯ぐらいの量だが・・・500円ぐらい?

ところで、京王プラザホテルって都庁の目の前なんだが、考えてみれば緊急事態宣言発令の前日にこの場所で外食っていうのも、思いっきり百合子に喧嘩売ってるよな。

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